仙台市議会 > 1993-06-14 >
都市整備建設委員会 表紙 1993-06-14
平成5年第2回定例会(第1日目) 本文 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  高速交通調査特別委員会報告書 〕 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  高齢化社会調査特別委員会報告書 〕 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  市立大学設立調査特別委員会設置要綱 〕 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  大都市制度調査特別委員会報告書 〕 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  都市環境整備調査特別委員会報告書 〕 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  東西交通軸促進調査特別委員会設置要綱 〕 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  副都心構想調査特別委員会設置要綱 〕 1993-06-14
平成5年第2回定例会〔  福祉の街づくり促進調査特別委員会設置要綱 〕 1993-06-14
総務財政委員会 名簿 1993-06-14
総務財政委員会 本文 1993-06-14
市民教育委員会 表紙 1993-06-14
市民教育委員会 名簿 1993-06-14
市民教育委員会 本文 1993-06-14
経済環境委員会 表紙 1993-06-14
経済環境委員会 名簿 1993-06-14
経済環境委員会 本文 1993-06-14
総務財政委員会 表紙 1993-06-14
平成5年第2回定例会(第1日目) 名簿 1993-06-14
民生衛生委員会 本文 1993-06-14
東西交通軸促進調査特別委員会 表紙 1993-06-14
市立大学設立調査特別委員会 本文 1993-06-14
副都心構想調査特別委員会 表紙 1993-06-14
副都心構想調査特別委員会 名簿 1993-06-14
東西交通軸促進調査特別委員会 本文 1993-06-14
都市整備建設委員会 名簿 1993-06-14
平成5年第2回定例会 議第1号 1993-06-14
平成5年第2回定例会  日程 1993-06-14
副都心構想調査特別委員会 本文 1993-06-14
福祉の街づくり促進調査特別委員会 表紙 1993-06-14
福祉の街づくり促進調査特別委員会 名簿 1993-06-14
福祉の街づくり促進調査特別委員会 本文 1993-06-14
市立大学設立調査特別委員会 表紙 1993-06-14
市立大学設立調査特別委員会 名簿 1993-06-14
都市整備建設委員会 本文 1993-06-14
公営企業委員会 表紙 1993-06-14
公営企業委員会 名簿 1993-06-14
公営企業委員会 本文 1993-06-14
民生衛生委員会 表紙 1993-06-14
民生衛生委員会 名簿 1993-06-14
東西交通軸促進調査特別委員会 名簿 1993-06-14

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  1. 仙台市議会 1993-06-14
    平成5年第2回定例会〔  都市環境整備調査特別委員会報告書 〕 1993-06-14


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:         都市環境整備調査特別委員会報告書  都市環境整備調査特別委員会調査概要について、御報告申し上げます。  初めに、昨年七月十六日開会委員会においては、藤堂助役から、「本市における水害防止対策については、現在ソフト面から、消防局中心に全庁的な防災体制をしき、大雨による都市浸水災害に備えている。ハード面整備については、下水道局中心となり、中長期的展望に立ちながら、計画的に都市水害に対する諸施設整備を進めている。自然環境保全対策については、特に緑地などを、杜の都の都市環境を形成する重要な要素と位置づけ、その保全に努めている。さらに、現在、二十一世紀を展望した緑と調和した町づくりを進めるために、緑のマスタープランの策定及び市街地の緑の確保を基本とした環状公園基本構想策定を行っている。」との報告があり、引き続き当局から、広瀬川第二雨水幹線及び梅田川第一雨水幹線建設及び緑の概況等について説明がありました。  その後、質疑が行われ、まず、広瀬川第二雨水幹線及び梅田川第一雨水幹線建設に関し、「今まで被害を受けていた地域改善は、今回の施設建設計画の中にどのように盛り込まれているのか。」という質疑があり、これに対して、「今までの被害状況を勘案しながら計画を立てており、昭和六十一年に被害に遭った合流式地域について、今回一部事業に着手している。」という答弁がありました。また、「梅田川水系は、国の都市河川内水対策特別緊急事業指定されたが、県と市はどのような形でこの事業に取り組んでいくのか。」という質疑があり、これに対して、「本事業中心河川管理者である県であり、市としては内水対策を進め、それを受ける河川の拡幅、貯留施設整備等は、県が行うことになる。なお、今回の梅田川第一雨水幹線整備は、河川流域内の雨水を一時貯留し、梅田川下流に余裕を持たせる意味もあり、県においては、坂下より下流調整池等をつくるなど、河川容量をふやす事業実施に向け作業を進めている。内水排除河川容量は、整合のとれた形、計画で、整備を進めなければならないので、今後とも県と調整を図りながら事業を進めてまいりたい。」という答弁がありました。また、「梅田川第一雨水幹線機能」について質疑があり、これに対して、「通常、流入管から集まる雨水等は、一時貯留した後、ポンプアップして南蒲生下水処理場に送るが、ここからオーバーフローした雨水等については、梅田川に放流するというようないわゆる量対策質対策を兼ねた仕組みになっている。」という答弁がありました。また、「広瀬川第二雨水幹線布設場所及び機能」について質疑があり、これに対して、「市民会館前の市道あたりに布設することになる。また、機能については、量対策ということで、調整池的な役割、つまり貯留した雨水等を時間差をもたせて広瀬川に放流する仕組みになっている。」という答弁がありました。また、「雨水幹線貯留水を活用することは考えていないのか。」という質疑があり、これに対して、「雨水と汚水が流入してくるので、再利用までは考えていない。」という答弁がありました。また、「梅田川第一雨水幹線については、管を単純に真ん中で分けるのではなく、貯留管部分を大きくして、放流管部分を少なくするような設計にはできないのか。」という質疑があり、これに対して、「河川放流量との絡みで、放流管も一定程度確保しなければならないので、このような設計となった。」という答弁がありました。また、「広瀬川第二雨水幹線は、合流式なのか。」という質疑があり、これに対して、「あくまで合流式下水道改善であり、雨水専用管ではない。」という答弁がありました。さらに、「広瀬川第二雨水幹線についても、広瀬川に放流しないで、南蒲生下水処理場に送り処理するようにすべきではないか。」という質疑があり、これに対して、「処理場容量等の問題があり、このような設計となっているが、雨水等は、一定基準以上に希釈されたものを放流する仕組みとなっている。」という答弁がありました。  次に、緑の概況等に関し、「青下水源地を守るために、水源涵養林として土地を買い取るだけではなく、保安林指定する手法を考えてはどうか。」という質疑があり、これに対して、「保安林指定は、県知事が行うことになっているが、水源地保全手法について、水道局と連携をとりながら、お話の点も含め検討してまいりたい。」という答弁がありました。  昨年十月二十七日開会委員会においては、藤堂助役から、「本市においては、緑を杜の都の環境に欠かせない重要な要素と位置づけ、都市と自然が調和・共生する緑豊かな町づくりを進めている。中でも、ケヤキ街路樹については、杜の都のシンボルとして、手厚い保護管理に努め、その育成に配慮してきた。」との報告があり、引き続き当局から、仙台ケヤキ街路樹保護総合調査報告書について説明がありました。  その後、質疑が行われ、その中で、「樹木成長により、並木の間隔が狭くなり過ぎることはないのか。」という質疑があり、これに対して、「かなりの樹齢になって安定期に入っている樹木もあるが、更新をする際には、その辺も考慮する必要があると考えている。」という答弁がありました。また、「公共工事等ケヤキ移植等をせざるを得ない場合も出てくると思うが、その際、市民に対してはどのような形で理解を求めていくのか。」という質疑があり、これに対して、「これから町が発展していく上で、ケヤキ移植等をせざるを得ない場面もあろうかと思うが、その際は、市民ケヤキを大切に思う気持ちを尊重しながら、事業重要性説明すれば、納得いただけるのではないかと考えている。」という答弁がありました。また、「ケヤキ並木樹幹傾斜への対策」について質疑があり、これに対して、「ケヤキは、道路構造から歩道側に伸びた根で樹幹を支えているので、歩道部分地下埋設工事の際には、直径が五センチ以上の根は切らないように指導をするとともに、枝抜きなどをして、樹幹にあまり荷重がかからないように配慮している。なお、今のところ倒伏寸前といった状態のものはないと判断している。」という答弁がありました。また、「ケヤキ並木排気ガスから守る対策」について質疑があり、これに対して、「街路樹管理する立場としては、枝抜きをして空気の流通をよくする方法しかないと考えている。また、交通量の問題については、仙台市の都市構造にかかわる問題であり、都市機能の分散や道路ネットワークのあり方について考えていかなければならないため、長期的な課題と考えている。」という答弁がありました。さらに、「交通量を分散するとなると、長期的な取り組みが必要であり、それとは別に、例えば定禅寺通青葉通について、一、二週間に一回程度、車両の通行制限を行うなどして、市民みんなでケヤキ並木を守っていく運動をしよう、あるいは保全について考えていこうというような提唱を行ってみてはどうか。」という質疑があり、これに対して、「お話のようなことが、今後大変重要になってくると考える。市民の協力を得て、具体的にどういうことが可能なのか、十分に検討していく必要があると考える。」という答弁がありました。また、「光のページェントによる気温上昇は、ケヤキに影響はないのか。」という質疑があり、これに対して、「今のところ心配はないと考えている。」という答弁がありました。また、「ケヤキ並木保全対策のうち、植マス土壌等管理についてはどうなっているのか。」という質疑があり、これに対して、「新たに植栽をする箇所は、有機質土壌を入れるようにしている。また、それ以外の部分についても、現在の状態より少しでもよくするように、下草を植え、それらが十分繁殖できる程度土壌改良を行ってまいりたい。」という答弁がありました。さらに、「給排水に配慮した道路構造が必要であると思うが、現状はどうなのか。」という質疑があり、これに対して、「透水性の舗装なども研究されてはいるが、まだ十分な効果が得られていない現状にある。現在給水対策としては、歩道の要所要所に灌水口を設置して、水が土に浸透するような工夫をしている。また、過湿対策としては、水が滞留して根腐れを起こすのはごく一部であるが、雨水ますなど、水を抜く方策検討してまいりたい。」という答弁がありました。また、「ケヤキ並木保全基本的な考え方」について質疑があり、これに対して、「道路構造改善なども必要なことは十分認識しているが、現時点においては、それぞれの時期に応じた対応ということで、剪定あるいは樹間の整備等を行いつつ、一方で新しい木を植えるなど、保存樹林全体をトータルとして何とか守っていきたいと考えている。」という答弁がありました。また、「後継木養成状況」について質疑があり、これに対して、「五年ほど前から三カ年計画で約百本のケヤキ愛子苗圃で育てている。生育状況は順調で、地上八・五メートル、直径十六センチメートルぐらいとなっている。」という答弁がありました。さらに、「市民が、直接後継木を養成するなど、ケヤキに愛着をもってもらうような市民参加方策も考えてはどうか。」という質疑があり、これに対して、「今後の後継木育成に当たり、検討してまいりたい。」という答弁がありました。また、「街路樹に使用している樹木の種類」について質疑があり、これに対して、「東北地方街路樹として使える樹木は、ある程度限られており、一般的には落葉樹が多いが、シラカシなどの常緑樹も一部使用している。」という答弁がありました。また、「都市計画道路を決定する際、街路樹計画はどのように組み込まれているのか。」という質疑があり、これに対して、「すべての都市計画道路について、樹種を決めて計画を定めているわけではないが、事業の際は、路線ごとにどのような並木にするかを検討の上、樹種の決定をしている。」という答弁がありました。  本年二月九日開会委員会においては、藤堂助役から、「本市においては、恵まれた自然環境を踏まえて、都市と自然が調和・共生する新しい杜の都を基本理念としながら、鋭意都市基盤整備を図り、東北の発展を担う中枢都市として、積極的に町づくりを進めている。そうした中で、都市環境整備のための諸施策については、時代の要請に応じつつ、安全で快適な町づくり基本として、開発保全のバランスのとれた安らぎと潤いのある町づくりを進めるべく努めている。」との報告があり、引き続き当局から、仙石線連続立体交差事業に伴う青葉通ケヤキ移植及び平成四年度の雨水整備状況について説明がありました。  その後、質疑が行われ、まず、仙石線連続立体交差事業に伴う青葉通ケヤキ移植に関し、「二十本のケヤキはどこに移植されるのか。また、青葉通並木復元はどうなるのか。」という質疑があり、これに対して、「市内の公園等移植する予定である。なお、青葉通には若木を補植したいと考えている。」という答弁がありました。さらに、「要望があれば、ケヤキ移植先は変更できるのか。」という質疑があり、これに対して、「公園に限らず、公共施設等から要望があれば、検討していきたい。」という答弁がありました。また、「仙台駅前青葉通ケヤキ並木保全に係る懇談会開催した目的は何か。また、どのような成果があったのか。」という質疑があり、これに対して、「今回のケヤキ移植について、市民意見を伺い、生かせるものは本事業に生かしていきたいと考え開催をした。懇談会においては、ケヤキに感謝する祭りの開催や、ケヤキ並木だけではなく緑全般について、市民との意見交換ができるような場を定期的に開催してはというような意見をいただいたので、今後これらについては、ぜひ実現させていきたい。」という答弁がありました。また、「今回の移植ケヤキ並木保存のためのデータ収集機会ととらえ、何らかの調査を行う予定はないのか。」という質疑があり、これに対して、「ダイエー前のケヤキ移植のときにも行っているが、こういった機会を最大限に生かして、土壌、根茎の調査等を行い、今後のケヤキ並木保護保全に役立てていきたい。」という答弁がありました。また、「今回の移植に限らず、今後新しくケヤキ並木移植する木は、ある程度景観に配慮したものにしなければならないと思うが、移植用の苗木の育成はどのように行っているのか。」という質疑があり、これに対して、「愛子苗圃に百本ほど育成している。このケヤキは三年計画で植えているが、ケヤキには成長過程移植に適した時期があるので、それを過ぎた木は公園等移植して、かわりの後継木を植えることとしている。ケヤキ並木景観を損なわない木を植えるためにも、今後とも、事前計画を立てて必要数を育てていかなければならないと考えている。」という答弁がありました。また、「青葉通並木復元に当たっては、地下構造物の上にケヤキを植え直すことになるが、植栽方法等については、どのような検討がなされているのか。」という質疑があり、これに対して、「一般的に植栽する場合には、土の深さが一・五メートル以上は必要とされているが、今回は四メートル強確保しており、土壌も全面的に改良するので、心配はないと考えている。また、構造物に囲まれているので、給水についても十分配慮してまいりたい。」という答弁がありました。  次に、平成四年度の雨水整備状況に関し、「六郷土地改良区の雨水幹線沿いの農道の整備を行う予定はないのか。」という質疑があり、これに対して、「地域からの要望もあるので、検討してまいりたい。」という答弁がありました。また、「都市河川内水対策特別緊急事業進捗状況及び市としての対応」について質疑があり、これに対して、「梅田川河川管理者である県において、事業実施に向け計画中である。具体的には、四年度中に貯留管にするか貯留池にするかなどの検討がなされ、五年度詳細設計に入る予定と伺っている。市としては、まだ県の計画が決定していないので、どの程度貯留または調整するかなど、具体的な検討に入っていない状況である。」という答弁がありました。また、「上流地域開発により、雨水が浸透しないで下流に集中的に流入してくる状況の中で、上流部での調整も考えなければならないのではないか。」という質疑があり、これに対して、「河川には地点ごと計画洪水量というものがあり、それに基づいて調整を図っている。なお、下流部対策として、中野ポンプ場については、港湾内に排水する計画港湾管理者である県と協議中である。」という答弁がありました。また、「仙台総合的治水計画策定に当たって、国、県とは協議を行っているのか。」という質疑があり、これに対して、「河川管理者と具体的な排出量協議を行いながら内水排除計画を立てていくことになる。」という答弁がありました。また、「七北田川を分流させるとか、鶴巻ポンプ場から直接海に排水するとか、七北田川流域水量調整について検討すべきではないのか。」という質疑があり、これに対して、「県では三年度、四年度において、七北田川に関して種々の解析を行っており、今後、計画洪水量等が決まってくるので、それらを総合的治水計画に織り込んでまいりたい。」という答弁がありました。また、「降雨確率年の十年及び四年とは、具体的に何ミリの降雨量になるのか。」という質疑があり、これに対して、「十年確率で一時間降雨強度五十二ミリ、四年確率で四十五ミリとなっている。これは、過去のデータを積み上げて確率を出しているので、数値は変化する。」という答弁がありました。また、「現実には、ここ数年の間にも十分間に二十ミリぐらいの雨が降っている場合もあり、五十二ミリでは対応できないのではないか。もう少し容量を大きくすべきではないか。」という質疑があり、これに対して、「過去二、三十年のデータを積み重ねて一時間の降雨強度を算出して、それに基づいて施設整備をしている。容量が大きければそれにこしたことはないが、公共施設をつくる際には、有効的、合理的、かつ経済的であるという三原則により整備を進めており、御理解いただきたい。」という答弁がありました。  本年五月十一日開会委員会においては、間所助役から、「本市においては、都市と自然が調和・共生する愛と活力に満ちた新しい杜の都づくり基本として、本市の持っている優れた歴史、風土をベースに、二十一世紀に発展する大都市にふさわしい基盤整備機能の集積、充実などに努め、さらに心豊かで穏やかな生活ができる新しい都市環境整備を進めているところである。」との報告があり、引き続き当局から、保存緑地保全の方向、保存緑地のあらまし、仙石線連続立体交差事業に伴う青葉通ケヤキ移植並びに霞目雨水幹線及び今泉ポンプ場整備状況について説明がありました。  その後、質疑が行われ、その中で、「水害対策について、これまでどのように取り組んできたのか。」という質疑があり、これに対して、「雨水対策に関する施設整備計画は、全体で約一万六千ヘクタールであるが、その約五九%が整備済みである。基本的には降雨確率年四年、一時間降雨強度四十五ミリの基準施設整備を行っているが、梅田川水系広瀬川水系については、合流式改善ということで、降雨確率年十年、一時間降雨強度五十二ミリに対応した雨水幹線整備にも着手した。今後とも治水水準の向上を目指し取り組んでまいりたい。」という答弁がありました。また、「都市河川内水対策特別緊急事業進捗状況及び市としての対応」について質疑があり、これに対して、「本事業は、県が国から指定を受けたもので、市の下水道整備にあわせて、梅田川整備を図っていくことが目的である。県としては、降雨確率年十年の雨水排水施設対応した形で、三万トン程度容量貯留施設整備をする予定で、本年度に詳細設計に取りかかる予定と伺っている。」という答弁がありました。また、「開発行為の審査において、水害対策に関連した行政指導はなされているのか。」という質疑があり、これに対して、「開発行為計画段階事前協議の制度があるので、開発地域内の排水路設計等については、下水道局指導を行っている。」という答弁がありました。また、「蕃山、サイカチ沼緑地環境保全地域内を通る県道秋保温泉愛子線建設に当たって、動植物等保全をどのように考えているのか。」という質疑があり、これに対して、「本事業は、政令指定都市に伴い県から移譲された事業で、緑地環境保全地域内の行為であることから、県の審議会を経て、線形縦断等が決定され、既に用地買収も完了している事業である。よって、線形縦断等を変更しない範囲で配慮してまいりたい。」という答弁がありました。さらに、「市民の方々からも、さまざまな意見が出されているようであり、それらを十分に受けとめ、現計画で進める場合でも、設計等において十分配慮していく必要があるのではないか。」という質疑があり、これに対して、「県においてもかなり動植物保全に気を配りながら設計されたようであるが、市としても、市民合意が得られる範囲で、動植物の生態が守られるような施設等があれば、設計等に組み入れてまいりたい。」という答弁がありました。また、「新聞等報道によると、東北大学の片平キャンパスが、保存緑地指定されている青葉山ゴルフ場に移転するという話があるようだが、市としてはどのような対応をしていくのか。」という質疑があり、これに対して、「まだ正式に市に話が来ていないので、県の真意を確かめてみたい。」という答弁がありました。さらに、「審議会からも保存緑地保全に関する答申をいただいたわけであり、今回の報道に限らず、保存緑地内の国有地県有地に関しては、保全趣旨を理解いただけるように、積極的に国と県に働きかける姿勢が必要ではないのか。」という質疑があり、これに対して、「これまでも、国、県に対しては、緑地保存趣旨は申し上げてきたが、今回改めて提案をいただいたので、御趣旨を踏まえ対応してまいりたい。」という答弁がありました。また、「保存緑地指定は、中心部だけとなっているようだが、周辺部についても調査を行い、指定していく必要があるのではないか。」という質疑があり、これに対して、「現時点では、指定拡大は考えていないが、指定されている四十五カ所の緑地保全対策の見通しがつけば、新たな区域についても検討してまいりたい。なお、現在新たな区域については、保存樹木指定の準備を進めている。」という答弁がありました。  以上のとおり、本委員会調査概要について、御報告いたします。    平成五年六月十四日                 都市環境整備調査特別委員会                     委員長  熊 谷 善 夫   仙台市議会       議 長  大 泉 鉄 之 助 様...